「オレオレ詐欺なら知っているから大丈夫」
そう思っている方も多いかもしれません。
しかし、2026年現在、高齢者を狙う詐欺は以前とはかなり様子が変わっています。
最近では、
- 警察官を名乗る「ニセ警察詐欺」
- +1などから始まる国際電話
- SNSを利用した投資詐欺
- 有名人になりすました偽広告
- 本物そっくりの偽サイト
- 年金事務所や行政機関を装った詐欺
など、手口がますます巧妙になっています。
警察庁によると、2026年上半期の特殊詐欺では、被害額・認知件数ともに60代が最多となっています。また、50代以上が被害額の約8割を占めています。
「自分は大丈夫」と思っている人ほど、今一度注意が必要です。
この記事では、2026年に特に注意したい高齢者向けの詐欺と、家庭でできる対策を紹介します。

⚠️ 2026年の詐欺は「知らない人からの電話」だけではありません
以前の特殊詐欺というと、
「もしもし、おばあちゃん。俺だけど……」
という、いわゆるオレオレ詐欺をイメージする人が多いでしょう。
しかし現在は、電話だけでなく、電話+SNS+インターネット+偽サイトを組み合わせた手口が増えています。
さらに、警察庁は2026年から「ニセ警察詐欺」を独立した手口として位置づけています。SNS型投資・ロマンス詐欺についても特殊詐欺の一手口として整理されています。
つまり、「詐欺=怪しい人から電話が来る」と考えているだけでは不十分になっているのです。

① 「あなたは犯罪に関係している」ニセ警察詐欺
現在、特に注意したいのが「ニセ警察詐欺」です。
突然、
「○○警察署の○○です」
と電話がかかってきます。
そして、
「あなた名義の口座が犯罪に使われています」
「あなたが事件の捜査対象になっています」
「このままでは逮捕される可能性があります」
などと不安をあおります。
その後、
「本人確認のため、資産を確認します」
「捜査のため、この口座にお金を移してください」などと言われ、金銭をだまし取られるケースがあります。警察庁もニセ警察詐欺の急増を注意喚起しています。

🚨 ここが重要
本物の警察から電話がかかってきたように思えても、
電話の相手が本当に警察官とは限りません。
相手から伝えられた番号に折り返すのではなく、一度電話を切り、公式に確認できる警察署などへ自分から連絡することが大切です。

② 「+1」「+44」などの国際電話
最近特に注意したいのが国際電話です。
スマートフォンだけでなく、固定電話にも海外からの電話がかかってくることがあります。
「+1」
「+44」
など、日本国内の一般的な電話番号とは違う表示が出た場合は要注意です。
警察庁も現在、国際電話番号を利用した特殊詐欺の増加について注意喚起しています。

覚えておきたいこと
知らない国際電話には出ない。
これだけでもリスクを大きく下げられます。
「海外に知り合いはいない」、「海外から電話が来る予定はない」
という場合は、特に慎重になりましょう。
③ 「有名人が投資を勧めている」は偽物かもしれない
最近増えているのがSNSを利用した投資詐欺です。
例えば、
「有名投資家が教える特別投資」
「著名人による無料投資セミナー」
「今だけ限定の投資情報」
などという広告を見かけることがあります。
中には、有名人の写真や名前を無断で使用した偽広告もあります。
警察庁も、著名人になりすました偽広告を使い、SNSからLINEなどへ誘導して投資を持ちかける手口について注意喚起しています。

「必ず儲かる」は危険信号
投資について、
「絶対に儲かる」
「元本保証」
「損をすることはない」
などと断言されたら、まず疑ってください。
本当に有名人本人が勧めているのか、その広告だけで判断してはいけません。
④ AIによって「声」や「映像」まで信用できなくなる?
今後さらに注意したいのがAIを利用したなりすましです。
AI技術の進歩によって、人物の画像や映像、音声などを加工・生成する技術が身近になっています。
そのため、
「本人の写真があるから本物」
「本人の声に聞こえるから本物」
とは限らなくなってきています。
例えば、
「息子や孫の声にそっくりな電話」
「有名人本人が話しているように見える動画」
「著名人の名前や写真を使った投資広告」
などには注意が必要です。
家族で決めておきたい「合言葉」
もし家族が心配であれば、「本人確認のための合言葉」を家族間で決めておく方法もあります。
電話で、
「今すぐお金が必要」と言われた場合でも、「まず合言葉を確認しよう」と決めておけば、冷静になるきっかけになります。

⑤ 年金・役所・銀行を名乗る詐欺にも注意
高齢者にとって身近なのが、
- 年金
- 医療
- 介護
- 税金
- 銀行
- 保険
などに関する連絡です。
2026年には、日本年金機構や年金事務所を名乗る詐欺についても警察庁が注意喚起しています。
例えば、
「還付金があります」
「手続きが必要です」
「口座を確認します」
などと言われるケースです。
「今日中に手続きしてください」は要注意
詐欺では、
「今日中」
「今すぐ」
「あと10分以内」
など、考える時間を与えないように急かしてくることがあります。
しかし、
本当に重要な手続きなのか?
自分から公式窓口に確認できないか?
と一度立ち止まることが重要です。

🛑 高齢者が覚えておきたい「5つのルール」
ここまで紹介した詐欺には、共通する特徴があります。
そこで、難しいことを覚える必要はありません。
次の5つだけ覚えておきましょう。
① 知らない電話には出ない
特に海外番号や、見覚えのない番号には注意。
② 電話でお金の話が出たら一度切る
警察、銀行、役所などを名乗っていても、
「お金」「口座」「暗証番号」
という話が出たら、いったん電話を切りましょう。
③ 「今すぐ」は信用しない
「今すぐ」
「今日中」
「誰にも相談しないで」
という言葉が出てきたら、警戒してください。
④ URLをすぐクリックしない
SMSやメールで、
「未払いがあります」
「アカウントを確認してください」
「本人確認が必要です」
などと届いても、メッセージ内のリンクをすぐに押さないこと。
警察庁もフィッシング対策として、携帯電話会社などが提供する迷惑メッセージブロック機能の活用などを案内しています。
⑤ 困ったら一人で判断しない
これが非常に重要です。
「こんなことを相談したら恥ずかしい」
と思う必要はありません。
家族、警察、消費生活センターなどに相談してください。
警察への相談は #9110、消費者ホットラインは 188 です。
👨👩👧 家族が高齢者に伝えておきたいこと
高齢の親がいる場合、家族側からも対策しておきましょう。
例えば、
1,「知らない電話には出なくていい」
2,「警察から電話が来ても、一度切って確認していい」
3,「お金の話が出たら、必ず私に相談して」
4,「変なSMSが来ても、リンクを押さずに見せて」
という4つを普段から伝えておくだけでも違います。
重要なのは、「詐欺に遭わないようにしなさい」と責めることではありません。
むしろ、「怪しい電話が来たら、私に相談してくれればいい」という環境を作っておくことです。
🏠 自宅でできる防犯対策も重要
詐欺対策というと電話やスマートフォンばかり考えがちですが、
自宅への訪問型犯罪への備え
も忘れてはいけません。
例えば、
- モニター付きインターホン
- 防犯カメラ
- センサーライト
- 防犯フィルム
- 補助錠
- ホームセキュリティ
- 高齢者向け見守りサービス
などがあります。
特に一人暮らしの場合は、「電話対策+訪問対策+家族との連絡手段」をセットで考えると安心です。
🔐 「電話に出ない仕組み」を作るのも一つの方法
高齢者本人に毎回、「この電話は詐欺かな?」と判断してもらうのは大変です。
そこで、最初から怪しい電話を受けにくくするという考え方があります。
例えば、
- 迷惑電話防止機能
- 着信拒否機能
- ナンバーディスプレイ
- 防犯電話機
- スマートフォンの迷惑電話対策
などです。「注意する」だけではなく、「そもそも危険な電話が届きにくい環境を作る」ことも大切です。
💡 高齢者の詐欺対策は「本人の注意力」だけに頼らない
ここが今回の記事で最も伝えたいポイントです。
高齢者が詐欺に遭うと、「もっと注意すればよかった」と本人が自分を責めてしまうことがあります。 しかし、現在の詐欺は非常に巧妙です。
警察庁の2026年上半期資料でも、被害は高齢者だけに限らず幅広い年代に及んでいます。
つまり、「自分だけは大丈夫」でも、「高齢者だから騙される」でもありません。
大切なのは、「人間の注意力」+「機械による対策」+「家族との連携」です。
🌸 まとめ|2026年の詐欺から自分と家族を守るために
2026年の高齢者を狙う詐欺は、昔ながらのオレオレ詐欺だけではありません。
現在は、
✔ ニセ警察
✔ 国際電話
✔ SNS型投資詐欺
✔ 著名人になりすました偽広告
✔ 偽サイト・フィッシング
✔ 年金・行政機関を装った詐欺
など、手口が多様化しています。
そして今後は、AIなどを利用した、さらに本物と見分けにくい「なりすまし」にも注意が必要でしょう。
だからこそ、
「知らない電話には出ない」
「お金の話が出たら一度切る」
「URLをすぐクリックしない」
「一人で判断しない」
という基本を家族で共有しておくことが大切です。
そして、もし「これは詐欺かもしれない」と感じたら、恥ずかしがらずに相談しましょう。
警察への相談は #9110、消費者ホットラインは 188 です。
詐欺対策で一番大切なのは、「騙されない自信」ではなく、「怪しいと思ったら立ち止まれる仕組み」を作っておくことです。
大切な財産と安心した生活を守るためにも、今日から家族で一度、詐欺について話してみてはいかがでしょうか。
🔐 次回は「高齢者を詐欺から守るための具体的な対策」を紹介します
ここまで読んで、
「詐欺の手口は分かったけれど、実際にはどう対策すればいいの?」
と思われた方も多いのではないでしょうか。
詐欺対策は、本人が気をつけるだけでは十分とはいえません。
知らない電話を受けにくくする方法や、自宅への不審な訪問に備える方法、さらに一人暮らしの高齢者を家族が見守るための方法など、あらかじめ「被害に遭いにくい環境」を作っておくことも大切です。
そこで次回の記事では、
📞 迷惑電話・詐欺電話への対策
🏠 自宅への不審な訪問への備え
📹 防犯カメラや見守り対策
👴👵 一人暮らしの高齢者を守る方法
👨👩👧 家族ができる詐欺対策
など、日常生活の中で取り入れやすい具体的な対策について詳しく紹介します。
「自分は大丈夫」と思っている方も、被害に遭ってから対策するのではなく、何も起きていない今のうちに備えることが大切です。
次回の記事では、実際にどのような対策用品やサービスがあるのかも含めて、分かりやすく紹介していきます。
ぜひ、次回もご覧ください。🔐
👇以下にも、役に立つ記事を用意していますので、是非見ていってください!👇
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