近年、私たちの暮らしの中で「地域行事の減少」が大きな変化として感じられるようになりました。子どもの頃には夏祭りや秋祭り、町内会の運動会や餅つき大会など、季節ごとに地域の人々が集まる場が自然とありました。しかし今では、担い手不足や高齢化、予算の制限などを理由に、多くの行事が縮小あるいは中止になっています。
こうした変化は特に高齢者にとって、大きな影響を与えています。行事は単なる楽しみの場ではなく、「人とつながる機会」であり、「生きがい」そのものだったからです。田舎暮らしで育った私の母も80代を迎えていますが、かつては地域の夏祭りに浴衣を着て出かけ、近所の方と笑顔で語らっていました。ところが行事が減るにつれて、外に出る機会が少なくなり、「家にいても誰とも話さない日が増えた」と寂しそうに話すことが多くなりました。

孤独感は心の健康に直結します。心理学や医学の研究でも、孤独はストレスホルモンを増やし、免疫力を下げたり、認知機能の低下を招いたりする可能性があるとされています。これは高齢者だけの問題ではありません。働き盛りの世代でも、在宅勤務が増え、人との接点が減ったことで「気持ちが沈む」「やる気が出ない」と感じる人が増えています。つまり、地域行事の減少が浮き彫りにしたのは、年齢を問わず「人はつながりを必要とする存在」だということなのです。
では、私たちはどうすればよいのでしょうか。大規模な祭りやイベントは難しくても、小さな工夫で「つながり」を取り戻すことはできます。 例えば、ご近所の方と季節の花を眺めながら散歩をする、自治体が主催する健康体操や趣味サークルに参加してみる、あるいはオンラインでの交流会や趣味仲間とのコミュニティに加わるのも一つの方法です。 母も最近では地域の小さな「お茶会サークル」に参加するようになり、「行事がなくても、顔を合わせておしゃべりできるだけで気持ちが明るくなる」と笑顔が戻ってきました。

孤独感や寂しさは、必ずしも大きなイベントで解消されるものではありません。日々の小さな交流や「誰かと気持ちを共有できる時間」が心を支えてくれます。だからこそ、私たち一人ひとりが意識して「声をかける」「誘い合う」ことが大切だと思います。
地域行事が減った今だからこそ、逆に人とのつながりの価値が一層高まっています。高齢者だけでなく、若い世代や子育て世代も含め、誰もが「孤独を和らげるつながり」を求めています。少しの工夫と努力で、私たちの暮らしはもっと豊かに、心穏やかに過ごせるはずです。
外に出る機会が減ると、どうしても孤独感や寂しさに没入する時間が増えるので、そんな時こそ「家の中で新しい楽しみを見つける」ことが大切です。
例えば、通信教育で始められる 手芸や家庭菜園のキット は、毎日の生活に小さなワクワクを届けてくれます。
- 手芸なら、少しずつ形になっていく作品に達成感があり、指先を使うことで脳トレ効果も期待できます。
- 家庭菜園なら、季節ごとの野菜やハーブを育てながら、収穫する喜びや食卓の彩りを味わうことができます。
自宅にいながら「学び」や「趣味の仲間」を感じられるのは、これからのシニア世代にぴったりの過ごし方です。
もし「何か新しいことを始めたい」「家でできる趣味を探している」と思ったら、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか。
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