【孤独と退屈が引き金に──高齢者がパチンコにのめり込み、多額の出費をしてしまう現実】

暮らしと安心

11月に入り朝晩はダウンジャケットを着るぐらいに寒くなりました。 外出の機会が減る中で「暇」「孤独」「人とのつながりの希薄さ」を感じる高齢者が増えています。
その中で、手軽に立ち寄れる「パチンコ店」は多くの高齢者にとって“時間と寂しさを埋める場所”になっています。 そして、人によってはギャンブル依存症になってしまうケースが増加の傾向にあります。

■ 実際にあったケース

例1、

「70代男性・Aさん(年金生活者)は、退職後の孤独感と日々の退屈から週に3回ほどパチンコへ通うようになりました。
最初は「暇つぶし」「人と話すきっかけ」でしたが、次第に「取り戻したい」「今日は勝てるかも」という感覚が強まり、
気がつけば1か月で10万円以上を消費。生活費を削るようになり、家族との関係も悪化していきました。」

Aさんのようなケースは珍しくなく、厚生労働省の調査によると65歳以上のギャンブル依存傾向者は年々増加傾向にあります。
特に「孤独・認知症の初期・睡眠不足・軽いうつ症状」が背景にあることが多いといわれています。

例2、

■ 年金が「遊技代」に消えていく現実

都内在住の70代男性・Aさん。定年退職後、妻を早くに亡くし、一人暮らしを始めてからの楽しみは「近所のパチンコ」だった。
最初は1日1000円の娯楽だったが、次第に「今日は取り返せるかもしれない」「昨日は負けたから今日は勝つ」と気持ちが焦りに変わっていった。
気づけば毎月の年金13万円のうち、約10万円をパチンコに使うようになり、生活費が足りずに消費者金融から借金を重ねた。

息子が気づいたのは、督促状が届いたときだった。
「お父さんが、こんなに…」と涙した息子に対して、Aさんは「誰にも迷惑をかけていない」と言い張った。孤独と羞恥が、さらに依存を深めていった瞬間だった。


■ なぜ高齢者がギャンブルにのめりこむのか

  1. 社会的役割の喪失:仕事を辞め、家族にも頼られにくくなり、承認欲求を満たす場所が減少。
  2. 刺激不足:脳内のドーパミン分泌が減少し、パチンコなどの刺激が快感として強く感じられる。
  3. 孤独の緩和:店員や常連客との“なんとなくの会話”が孤独を紛らわせる。
  4. 軽度認知機能低下(MCI):判断力の低下により、「負けてもやめられない」状態に。

■ ギャンブルをやめるための現実的な対策

① 家族や地域の関わりを取り戻す

責めずに、「最近どうしてる?」「一緒にご飯でも」と声をかけることが第一歩です。
孤独が続く限り、依存は続きます。家族の理解と会話の再構築が最重要です。

② 趣味・目的の再発見

園芸、ウォーキング、写真、オンライン交流など「心を動かす小さな達成感」を取り戻すことが回復の鍵。
→ 家族が「デジタル塗り絵」「脳トレアプリ」などを勧めるのも効果的です。

③ ギャンブル依存症相談窓口を利用

全国自治体や「ギャンブル依存症対策センター」などでは匿名相談も可能です。
電話:0120-683-705(依存症相談ナビ)

④ サプリ・栄養面でのサポート

脳内の興奮・衝動性を和らげるGABA(ギャバ)やプラズマローゲン系サプリが注目されています。
集中力の改善やリラックス効果も期待できます。

パチンコなどの刺激に頼らず、「心を落ち着かせるサプリ」や「脳をケアする習慣」へ切り替える方が増えています。
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